有限会社BUILD(ビルド)のオフィシャルサイト

弊社「BUILD」は今後も目覚ましく発展するジュエリー製作のデジタル化を、今まで通り深く追求していきます。
と同時に、昨今のエネルギー事情の重大な局面も深く受け止めています。

一見、相反する思いを両立させるため、以前から温めていた構想が【Unplugged Jewelry(アンプラグド・ジュエリー)】です。

製作者が「エネルギー」を意識すること。
電力無くして今のジュエリー製作はできないと僕も承知していますし、これからもっと消費電力は大きくなると思います。弊社BUILDも大量に電力を消費するでしょう。

ただし、【エネルギーを消費していると意識する】ことが重要です。その取り組みを形にするのが、電力を使用せずに素材加工から製作するジュエリー【Unplugged Jewelry】。

対象素材は金属なので、形にするには絶対条件として溶解・溶接があります。金属はガスと酸素で溶解・溶接する必要がありますが、それ以外に電力(エネルギー)を必要とする回転器具等を一切使用しないジュエリー製作が【Unplugged Jewelry】として、新たなジャンルになったらいいなと思っています。

「それで環境の何がかわるの?」と聞かれたら、きっとなにも変わらないでしょうね。意識以外は。

【アナログを知ってデジタルを使いこなす】
これはジュエリー職人の後継者育成にも非常に重要なことです。 
この思いに共感していただけた受注が早速1件ありました。純金ベビーリングです(一部画像あり)。
「生まれてきた子供にベビーリングを」。相当数増えているジュエリーの形ですが、これをアンプラグド・ジュエリーで作ってほしいとのこと。

素材は純金。
「永遠に色あせることのない素材で、この子の未来のために、多少でもエネルギーを意識したものを作りたい」。
これはアンプラグド・ジュエリーのコンセプトにドンピシャでした。子どもが大きくなるまでは親御さんがペンダントとして使用。20年後に、お子さんに製作意図も含めて渡す……
資産価値を有しながら、製作方法にまで思いを込めた「最初の親子継承」としてお使いいただける、新しいジュエリーの形なのかと思いました。

これは数十・数百・数千の考え方のほんの一例に過ぎませんが、「ここぞの一手」としてのアンプラグド・ジュエリーはこれからの時代にアリかと思います。

アンプラグド・ジュエリーは、時間も手間も通常の数倍かかり、価格も多少上がると思います。
アナログで製作すること自体が重要なのではなく、今後電力(エネルギー)を使っていく上で、「エネルギーを意識する」という小さな一歩が大事だと考えています。
この考え方に共感してもらえることで、ジュエリー職人の技術継承と、技量が格段に上がることも間違いないと思います。

現在は、このような製作方法でジュエリーを作れる職人が激減している、というのが悲しい現実です。
ただし、今後どれほど弊社のデジタル化が進もうと、アンプラグド・ジュエリーは継続していく作業・ジャンルとなることは間違いありません。

実際の製作工程ですが、地金を溶かし、叩いて丸めて、同じ素材を溶かして溶接するところから始まります。
何種類ものヤスリで形をととのえ、目を細かくして、もっと細かくして、もっと細かくして、さらに細かくして……
「ヘラ」という道具でその目をつぶして、綿素材の布で拭きあげていきます。

【使用電力0kW】。
ジュエリーの生音です。

ロゴコンセプト

LOGO CONCEPT

Unplugged Jewelry

英語表記 Unplugged Jewelryの頭文字2文字から作成したシンボルマークです。

大文字の「U」に切り込みを入れることで
「つながっていない=電源コードが刺さっていない(電気を使わない)」
「地金を切る、つなげる、研磨するといった作業工程のイメージ」
「金属、ジュエリーが放つ光沢」などといったイメージを表現するとともに、「U」と「J」を同時に認識させるなど、さまざまな意味が込められています。

角ばったものが丸みを帯びていくシンボルマーク自体も、研磨によってジュエリーが仕上がっていく過程を表現しています。

カラー展開は金、銀+黒の3色展開で金属・ジュエリーをイメージさせ、シンプルな格好良さと洗練さを表現します。
金、銀の2食はワンポイントで色つけをすることで、反射するイメージも表現しています。

メッセージ

MESSAGE

川野 悟

プロジェクト発起人
川野 悟

僕が生涯をかける宝飾の仕事で、大切なことの一つに【伝える】ということがあります。
最新のジュエリー製作方法を追求し、伝えていくことはもちろん、もう一つ伝えていきたいのが【Unplugged Jewelry(アンプラグド・ジュエリー)】。消費電力【0kW】のモノづくりです。

相反するものに見えながら、互いに求め合っている。

アンプラグド・ジュエリーの大筋は「技術継承のため」なので、加工職人はもちろん、デジタル方面でも地金の性質を知るために学ぶ(知る)必要があると考えています。

0kWのモノづくりを通じて、環境を含めたいろいろな【今の大切】が見えてきます。
そんな活動を、ただいま準備中。

デジタル技術を最大限に活かすためにも、この活動はなくてはならないと思ってますが、とても誤解をうけやすい(数名に『アホ』扱いされた実績あり)。

なので、わかりやすい資料を作っています。でき上がったらこの場や、ホームページでお知らせいたします。
考えるだけできっと何かが動くかもしれません。とてもちっぽけな工房の職人が、真剣に考えている【活動】です。

アンプラグド技術実例

WORKS

とも付け

荒目のヤスリがけ

中目のヤスリがけ

油目のヤスリがけ

2種類のヘラがけ磨き

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